医療脱毛前はムダ毛処理をしなければならない
医療脱毛前はムダ毛処理をしなければならない
希望部位の照射は医療従事者が担当をしてくれますが、医療脱毛前は自分でムダ毛処理を済ませておく必要があります。
理由は黒いメラニン色素にレーザーが反応をするためであり、毛が長いままでは痛みが強くなるだけではなく、火傷を起こすこともあるためです。
白い肌に黒い毛というのが、最も効果を発揮しますが、毛は短くシェービングをしておく必要があります。
前日までには処理を済ませておくと、当日に慌てることにはなりません。
医療脱毛前の自己処理は、抜く方法ではなくシェービングです。
毛抜きや除毛ワックス等を使うと、根元から処理してしまうことになります。
肝心の黒い毛の根元が無くなると、レーザー照射をしても反応する対象がないため、脱毛効果を発揮できません。
だから自己処理はシェービングが基本、カミソリでも構いませんが、安全重視なら顔用の小型電気シェーバーが安心です。
ムダ毛を剃ったら肌は乾燥するので、保湿ケアも十分に行っておきます。
医療脱毛の仕組みは毛根に熱を集めて細胞を破壊する
医療脱毛では肌表面にレーザーを照射し熱ダメージを与えます。
しかし実際に熱ダメージの影響を強く受けるのは肌ではなく、メラニン色素を多く含む黒い毛です。
熱が毛根に集中すると、毛を生成する細胞が破壊されます。
レーザーはメラニン色素を含まない組織は破壊しないので、周囲の組織の影響を考えずに毛を生やす能力だけを無くすことができます。
この医療脱毛の仕組みから、施術前の自己処理ではカミソリや電気シェーバーで毛を剃る必要があります。
長く伸びた毛は熱ダメージを分散してしまうからです。
毛抜きで処理するのは絶対に避けなければなりません。
毛を抜いてしまうとメラニン色素まで取り除いてしまうので効果が半減します。
施術後1週間~2週間してポロポロと自然に抜け落ちる毛があれば、それが毛根から破壊された毛です。
退行期にある毛なのが脱毛効果で抜け落ちたかの見分けは付きにくいので、あえて毛抜きを使って引っ張る必要はありません。